その前にこの世がなくなっちゃってたら
風になってでも あなたを待ってる
タイトルはaikoの「キラキラ」から。aikoの曲の中で1番好きかもしれない。すき。
2020/03/15の夜に首を吊った、というか締めあげた?吊りかけた???まぁ、とにかく自分の手で 命を終わらせようとした。
17日の火曜日に、移植審議があった。
結果は「再移植に耐えられる」で、移植のゴーサインだった。18日、担当医から話された。
その時 担当医に「ハプロ移植を考えています」と伝えられた。
おもわずメチャクチャ嫌そうな顔をしながら「それだけは嫌です」と言葉に出してしまった。
ハプロ移植、つまりHLA半合致移植。
肉親からの移植だ。
それだけは勘弁して欲しかった、男親からの移植が多い(女親は出産経験などにより難しいらしい)らしい。
お父さんは、来年で定年退職だ。最後の1年で、今までずーっと頑張って働いてきたのに、痛みにすごく弱いのに、これ以上迷惑はかけたくなかった、悲しかった。
昼食の時に担当の優しい看護師さんに、泣きながら想いを伝えてしまった。
「なにをやっても褒めてもらえなかった」「腕を切った翌日に半袖を着て目の前でご飯を食べていても気付かない」「世間体しか頭にない」「私の命より、お姉ちゃんたちの結婚の方が大事」「 殴らないで欲しかった」「両親のどちらかがドナーになるくらいなら、移植はしたくない」「もう、充分だから」
大部屋だったから部屋の空気はたぶん最悪だったと思う、申し訳ないなと思った。
看護師さんは黙って聞いていてくれた。
昼食後、精神科の女医さんがきた。
すごい悲しいこと、傷つく事を沢山言われた。悲しかったけど、私は泣かなかった。
今までの経験上「謝って済むと思うのか」と言う人間は「泣けば許されると思っているの?」と言うことが多いから。
そのあとハプロ移植について考えた。
親にドナーになってもらうなんて嫌だったけれど、よくよく考えたら「いや、私の遺伝子そもそも親からじゃん、混ざるもなにもないのでは?」と考えた。知能。
でもまぁ色々あって、移植審議はもう一度することになった。
27日、今日は外来。
移植審議は火曜だから、今日、結果が伝えられる。
私は主治医にこう話した「移植審議の結果がなにであろうと、私は何かを、誰かを憎むことはないです。」本心から伝えた。
全て私が招いたことだから。
私が手繰り寄せたのだから。
桜がほぼ満開で、とても綺麗だった。
おわり