「ねぇ王子様、あたしの為に生きて」って
言いたくて 言えなかった あの日の自分が
タイトルは米津玄師の「シンデレラグレイ」から。「王子様」の読み方が「ダーリン」なの、悲しくなりますね。
大切な人の、大好きな人の幸せはとてもとても嬉しいけれど、自分の幸せは怖い。
始まると終わるから、始まらなければ終わらないのに、始まってしまうと終わりがやってくるから。終わると悲しいから、それなら何ひとつ始まらないでほしい。
自死した友だちの誕生日がやってきた、でも彼女の時間は止まったままだ。
大好きな友だちに子どもが産まれた、とても嬉しい、どうか素敵な人生を送ってほしい。
私はあと何年もつか、わからないけど 何十年は無理だから、それどころか数年もつか、一年もつか、そんな感じだから、どうか、私の大事な人を守ってあげて欲しいと勝手に願ってしまっているよ。ごめんね。
水を両手ですくいあげては、指の間からこぼれおちて、当たり前のことなのに わかっているのに、悲しくなってしまう。
すこし疲れたなぁ。
おわり